2021年ノーベル医学生理学賞: 米国の研究者2人。

2021年10月4日、ノーベル医学生理学賞: 米国の研究者2人に贈られたとのことでした。

デービッド・ジュリアス氏(1955生まれ。カリフォルニア大サンフランシスコ校教授。)

アーデム・パタプティアン氏(1967生まれ。スクリプス研究所教授。)

業績は、「温度・触覚の受容体の発見」だそうです。

熱意、絶え間ない努力と貢献をありがとうございます!

 

私たちの身体、皮膚が感じる温度(熱い、暑い、冷たい、寒い)とか、皮膚にかかる圧力(何かものを触った時の感じ、、ノートに触った時の感覚、フライパンを持った時の手の感覚、また、子供の髪の毛に触れた時の感覚は、それぞれ違う。)といったこと。

この、手で触れた感覚情報は、その手の部分から、神経網→ 脊髄(背中を登り)脳幹さんを通り →大脳さんの前頭葉というところまで到達してはじめて、<今触った感じ(情報)>、が、どんなものであるかを理解することができます。

この、感じる、ということだけでも、身体の中の神経ラインの伝達がスムーズに流れ、すべてうまくいっているからこそ、理解できることでした。当たり前では決してないでした!

 

この<感覚情報>を理解できること、は、私たちの安全も守ります。

たとえば、熱さ、冷たさ、の程度がわかるからこそ、<これは、やけどになりかねないくらい熱そうだから気をつけよう>、とか、<これだけの寒さだと、凍傷にならないようにしよう>といったことが皮膚感覚としてわかるわけでした。

これを感じないと、どれだけ熱くても気がつかなかったり、どれだけ寒くても気がつかなかったり、、そのあと、何か問題が起きてから気がつく、でないほうがいいですものね!汗。。

 

今年、医学賞をノーベル受賞した上記2氏の発見をもとに、様々な病気の治療法の研究が進んでいるそうです。