わたしのコア・クリエイティビティとつながる ウェイン・ダイア―さんの<The Shift>DVD

親愛なるみなさま

今日も、あなたがいてくださりありがとうございます。^^)

アメリカ人のスピリチュアル・リーダーである、ウェイン・ダイア―さんをご存知ですか?

いつか、アメリカのどこかでお会いしたいものだ、などと、勝手に思っていましたが、ざんねんなことに、2015年に、75才で、向こうにお帰りになりました。

今日は、ウェイン・ダイア―さん主演のDVD、<The Shift >から、ひとつのエピソードをご紹介します。

このストーリーは、おもしろい流れであり、ウェイン・ダイア―さんが、劇中劇のように、テレビクルーからインタビューを受けるところからスタートします。

場所は、冬枯れの景色がたいへん美しい、アメリカのどこかの田舎町です。

冬の日本海の光景のように空も白い、海も白い、といった海の光景や、また、葉が一枚もついていない木々ばかりが延々と続く自然の光景が舞台です。

 

この、寒そうな木々ばかりがある場所に、ホテル兼、大きな会場があります。

ここで、何か催しがあり、それに参加しに来た数家族が、メインの登場人物として、描かれています。

 

その中のひと家族。

ある女性、、30代半ばくらいのアメリカ人女性。白人。彼女と、同年齢とおもわれる旦那さん。また、幼児の息子が2人。

この女性は、毎日を、幼い息子たちの世話と、それから、家事に追われているようです。幼い子供が2人もいたらそれはそうでしょう。 旦那さんも、協力しているようでしたが、結局のところは、やはり、奥さんに任せたい、といったひとのようです。世界中、ありふれているような家族の状態かもしれません。

 

ホテルのまわり、冬枯れの寒々しい木々が延々と続く道を、家族で歩き、、息子たちは、走っていったり、彼女はふりまわされるような、、 しあわせだけれど、ため息をつくような部分もある。

なぜか、こころのどこかで、何かが、彼女に訴えるものがある。。

 

ホテルの部屋に戻り。夜。
幼い息子たちは、ベッドでグーグーと眠ってしまった。

ふと、部屋のテーブルの上に、スケッチブックと色鉛筆?パステルカラー?とにかく、色がついたペンのセットがあるのをみつける。

女性<ええ、、これはどうしてここにあるの?>

夫 <知らないよ>

彼女は、その、スケッチブックとペンのセットを手に、バスルームにこもることに。。

実は、、結婚前、彼女は絵を描く人であり、情熱をもって、絵をかいていたのだった。。

でも、息子たちが生まれてからは、毎日、母親として、また、妻としてすべきことがあり、それに追われるうち、自分が何をしたい人か、なんて、すっかり、忘れていたのだった。。。

スケッチブックは真っ白であり。。。。。。

彼女は、おもむろに、バスルームに座り込み、ペンを取り出し、今ここの場所の冬の光景を描き始めた。。

いつのまにか、夢中に、ペンを走らせ、時間が過ぎていった。。

 

夫が、外から、ノックする。<ハニー、どうしたんだい?大丈夫か?>

彼女は、ドア越しに、大丈夫よ、と、答える。

ほおっておいてほしい。

どんどん、絵が描けていく。。。

久しぶりのこの感覚。。。

ハートの中に見失っていたものを、取り戻していくような感覚。。。

 

しばらくしてまた、夫がノックする。

仕方ない、、今度はドアを開けるしかない。。

ドアノブを回すと、夫が入ってきた。
そして、彼女が背中側に何かを隠しているのに気がつく。

夫 <へえ!何?見せてよ。>

彼女はかぶりをふる。今、見られたくない。
ただ、ほおっておいてほしい。

何かを隠し、見せたくない、という妻に対して、夫は、<なんで(この)俺に見せたくないの?>と、彼女から、それ、をむりに取り上げる。スケッチブックだった。

彼女は、声にならない小さな悲鳴をあげる。

 

夫は、絵を一枚ずつ見ながら、<へえ、よく描けているじゃない>などと、もぐもぐ言う。

彼女は、絶望し、夫から、スケッチブックの絵を取り返し、全部の絵を、泣きながら、破って、捨ててしまう。。

そして、泣きながらバスルームを出ていく。

夫は取り残され、何が起きたのか、どうして彼女がそんな反応をしたのか、さっぱりわからず、茫然とする。

 

 

彼女が、自分の創造性を取り戻そうとしている空間は、とても大切なひとりだけのものだった。

このとき、誰か、、それが、たとえ、夫、というラベルがついた人であっても、離れていてほしかったのでしょう。

この、ずっと忘れていたけれど、実は、ハートの中に、うもれていた情熱をよびさまされ、
創造性を取り戻そうとしているときって、、とてつもなくデリケートなところがあり、、、

私は、彼女の反応は、わかるなあ、と、思いました。。。。

 

夫は、この翌日 彼女が引き裂いた絵を、セロテープをつけて、補修しているので、いい人なのでしょう。

 

ホテルでの催しが終わり、参加者が、家に帰る日がやってきた。
人々は、めいめい、車に乗って、この場を去っていく。。。

 

彼女も、夫と、幼い息子2人と、帰宅予定だったけれど。。

やっぱり絵が描きたい、

忘れていた情熱を、この枯れた木々しかない、それでも、とても、豊かな静けさを持つこの土地で、取り戻せたので、

彼女は、<このまま、この場所で、絵を描きたいから、あと一週間、ひとりで、ここに滞在させてほしい。>と、夫に懇願する。

夫<えええ。子供たちの世話を、俺ひとりにさせるの?
母親なんでしょう、君は?>

 

でも、彼女の懇親のお願い、本気の情熱は、彼のこころを動かし、彼女は、ひとりで、この土地に残ることができた。

一週間の間、、自分の魂の声を聴きながら、ただ、絵をまっすぐ描いていく。。。。。

とても寒そうな光景で。

ひとりでいる豊饒さを知っている

勇気ある女性。。

 

こういう、<シフト>の経験をすると、この先、彼女が、家に戻り、家族との生活が再開されても、あの冬枯れの光景とともに、
ハートの中にある、自分、というエッセンスに、つながりやすいだろうなと思いました。

(それが、<職業> になるかどうかは、まったく別物のはなしです。)

 

自分のエッセンスにつながれること、それを表現できる何か、は、私たちみんな、それぞれ、何かしら持っているでしょう。^^) それを大切に!

今日もおつきあいくださりありがとうございました。^^)

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