<死ぬ瞬間の5つの後悔⑤> 幸せをあきらめなければよかった

愛するみなさま

いつもみんなのヒーリングルームに来てくださりありがとうございます。(*^^*)
今日も、あなたのお役をしてくださりありがとうございます! (*^^*)

引き続き、<死ぬ瞬間の5つの後悔>という本から、私たちみんなに、生きる学びになる
例をご紹介させていただきます。

<死ぬ瞬間の5つの後悔④> 幸せをあきらめなければよかった

本の作者、ブロニーは、オーストラリアで、終末期の人のためのヘルパーをしている。
通常、彼女は、ひとりの患者の終末期~死をみとるまで、その人の自宅に住み込みで
介護させていただく形をとっていた。

<死ぬ瞬間の5つの後悔④> 威圧的なローズマリーのストーリー

ローズマリーという80才過ぎで、余命宣告をすでに受けている女性がいた。

ローズマリーは、彼女が若かった時、地域の”女性はこうすべき”に習い、結婚をした。
しかしこの結婚は不幸だった。

ローズマリーは、肉体的にも精神的にも夫から傷つけられ、苦しんだ。
子供は持たなかった。
ある時、夫から瀕死の重傷を負わせられ、それが決定的になり、逃げるように離婚した。

当時、離婚はスキャンダルだととらえられていたため、彼女は、住んでいた町から離れ、
別の町で、生きなおすことにした。

仕事につけたけれど、女性らしさとを捨て、とにかく、大量に仕事をこなし、
昇進していくことだけに、時間もエネルギーも費やした。
彼女は非常に仕事ができた。優秀だった。

そして、いつしか、国際的な企業の経営者側になれた。
人に対して、威圧的な態度をとり、相手を見下すようなところがあった。

ローズマリーは、80才を過ぎて、病気で死が近くなってきていることを知らされる。
そして、自宅で死を迎えようと、複数のヘルパーを頼み、生活していくことにするのだが。。

彼女は、ヘルパーを次々に雇っては、気にいらず、~ができない、とののしり、
すぐ首にしていた。

ブロニーが雇われたのは、金融業界で働いた経験があるので、
ばかではないだろう、、と、判断されたらしい、と知る。。。( ゚Д゚)

ローズマリーが変わり始めた日

ローズマリーは、ヘルパーに当たり散らす。
ブロニーは、ある日、個人攻撃も含めて、怒鳴り散らされた。

ベッドに座っている80才過ぎの女性の激しさ。。。。
部屋の空気は荒れている。。

ブロニー《もっと優しく接することができないなら、ここには来ませんよ!》

ローズマリー《だったら、今すぐ出て行っていきなさい!出て行け!》

ブロニーは、ローズマリーの感情爆発が終わるのを、何も言わずに待っていた。
やがて、ローズマリーは何も言わなくなってきた。

そのまま黙って数分。。

ブロニーは微笑み、《もう終わりましたか?》

《(憤慨しながら)とりあえずはね。》

ブロニーは、次に、ローズマリーに近づていって、抱きしめた。
そして、頬にキスをした。


tea
そして、部屋を出て行って、台所で紅茶を入れて、それをもって、もう一度、
ローズマリーのところに戻ると、、、

ローズマリーは、さっきと同じように座っていて。
どうしていいかわからない幼い女の子のように見えた。。


ブロニーは、ローズマリーがベッドからソファに移動するのを手伝う。
ソファの隣にあるテーブルには紅茶がおいてある。

ローズマリーは、よっこいしょ、と、ソファに腰をおろす。
ブロニーは、彼女が寒くないように、ひざかけをかけて、それから、にっこり笑う。

ローズマリーは言う。
《私はこわいし、寂しいの。だからおいていかないでほしい。あなたといると安心するのよ。》

《私はここにいます。さっきのことはもういいです。ちゃんとした扱いをしてくれるなら
ここにいます。》


ローズマリーは、愛情に飢えている女の子のようだった。
《じゃあいてちょうだい。あなたにいてほしいの。》

ブロニーはにっこりして、ローズマリーの頬にキスする。
すると,ローズマリーも微笑む。。。

私の人生、本当はどうだったのだろうか?

ローズマリーは、それから、自分の過去も話すようになった。
結婚がだめになった後、とにかく、生き延びるために、強くなっていかなければ
ならなかった。。自分が幸せかどうかなんて、考えたことがなかった。。。

《どうして、あなたが、こんなに人を遠ざけてしまうのか。その悪循環もわかります。
そこから抜け出したら、どんなにラクになるでしょうか。
人を受け入れるのに遅すぎることはないですよ!》 


ローズマリーは、
《どうすればいいかわからないけれど、やってみたいし、
もっと優しくなりたい、、》


ローズマリーはそれからも、支配的な時がでてきて、、
ブロニーの言葉に聞き耳をたて、横から会話に口をはさみ、会話を仕切りたがった。

ブロニーは時には、きっぱり、それを断った。。。

行きつ戻りつ、、ローズマリーの心の壁は一日毎に薄くなり、
ブロニーと親しくなっていく。

わたしは幸せになってもいいのか?

ある日、ローズマリーは、ブロニーがいつも幸せそうにしているのが気に障るから、
ハミングをやめてほしい、とイライラして言った。


《どうしてそんなに幸せにしているの?(悲痛)》 

ブロニーはそれは皮肉だと思った。
実は、これまで、プライベートで苦労していたのだから。

《私は、自分で幸せを感じるように努力しているんですよ。
そうできない日だって、もちろんあります。
あなたと同じように、私だって、いろいろあって、つらいんです。

そのせいで、どれだけつらかったかを考えるのじゃなくて、毎日、できる限り、
こんないいことがあった、と、気がつき、感謝することにしているんですよ。
自分で何を考えるか選んでいるんですよ!

自分の健康に感謝して、毎日生きていることをありがたいと思っているんですよ!》


《私は幸せになりたいけれど、どうしたらいいかわからない》

《では、毎日30分間だけ、幸せなふりをするのはどうでしょう。
だから、しかめっ面をしたり、文句を言うのじゃなくて、それをやめて、
30分間だけ、何か幸せなふりをして、微笑み、素敵なことを言うのがいいですよ!》


《私は、今まで、自分は幸せになる資格はないと思っていたわ。
離婚をして、実家の名前に傷をつけてしまったから。》


《あなたは幸せになってもいいんです!
あなたはすてきな人だし。
自分を許して、幸せになってください!》


家族の意見や評判に振り回されることを、自分に許すことで、自分の幸せを犠牲にしては
いけない!!!


ローズマリーはその後、まだためらうこともあったけれど、
時には、声をあげて笑うこともあった。

しかし、、だんだん、病状がわるくなっていき、、、

《死ぬって、どういうことかしら。。》

そういう言葉かでてくるようになっていった。

《私は、これまでの人生、もっと幸せに過ごせばよかった。
幸せになってもよかった、なんて、知らなかった。

自分が幸せになる資格がない、なんて、罪悪感をずっと持ち続けてきたなんて。
他の人の意見に振り回されて、幸せになる権利がない、なんて思ってきたなんて。
そんなの自分の人生じゃないでしょう!》


ブロニーは、愛情をもって応える。
《私も同じ思いをしたんですよ。
でも、自分に優しくなり、自分の気持ちを大事にするほうが健全でしょう。
あなたは、最近、自分も幸せになってもいいと思うようになったでしょう。

私たち、いい時間を過ごしてきましたね。。》


《最近の明るい自分が好きになってきたわ。。》

そして、ローズマリーもこの世を去った。

ブロニーは、人から、ローズマリーはどんな人だった?
と聞かれて、 《幸せな人だったわ》 と答えた。

自分に優しくしてあげよう!あなたは幸せに値する!

>~ができないから、~でないから、、、私たちは、いろんな理由をつけては、
実は、自分に厳しいときがありそうだ。

そんなことばかり強調しなくてもいいのかもしれないのに。
また、人生のアップダウン、いろんな景色は、それはあるものだ。

やわらかく、すてきで、ユーモアがあって、情け深く、優しく、
いろんなことを敏感に感じて、泣き笑いして、おこり、悲しみ、、

その素の部分を、大事に生きるのは、あなたの大切なじんせい。

だれかの言葉が、あなたの実情にあわなかったら、それを採用することはない!
わたしは違うの、と言って、自分に優しくしてあげるのはだいじ!


《私は正しく生きたからよかった。》 より、

《私らしく幸せに生きてよかった。》 のほうが、私は個人的には好きだ。

by アナナス (*^^*)

愛は気がつきさえすれば、私たちのまわりにありふれている。
今日もあなたにありがとうございます!

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