私たちの身体は、本当に小宇宙です。
私など、感嘆するあまり、身体のことを、敬愛をこめて、<身体さん>、臓器のことを、いちいち、<さん>をつけて呼んでいる次第です。
心臓さんが拍動を打ってくれているのも、肺さんが呼吸をしてくれているのも、、その他もろもろ、ひとつひとつのしくみを見ていくと、どれもが自分の役を淡々と続け、周りとの協力関係のもとに成立しているのがわかります。このバランスは奇跡的にすばらしいです。
人間の身体をデザインしたもの、、サムシンググレート、は、何らかあるに違いありません。
私たち、爪を1mm、自分の技術で伸ばせるわけでもないですから。
ただ、生きているだけで、私たちは、すごいんでした。
今日は、心臓さんと血液のお話を。
心臓さんは、2つの血液循環を持っています。
①小循環 心臓さん~肺さんはペア!
②大循環 心臓さん~全身
①小循環 心臓さん~肺さんはペア!
心臓さんは、肺さんと、血液循環しています。仲良しのペア、運命共同体です。
血液循環を通して、
・心臓さんは → 肺さん に、(不要な)二酸化炭素を渡し、
・肺さんは → 心臓さんに、新鮮な酸素を渡します。
肺さんは、呼吸(吸う息)をすることで、新鮮な酸素を体内に取り入れます。
心臓さんは、肺さんに、体内で不要になった二酸化炭素を手渡すことで、ラクになります。
肺さんは、呼吸(吐く息)で、二酸化炭素を身体の外に排出しています。
この作業を、血液を循環させることで取り持っています。
この、心臓さんと肺さん間の小循環は、一回分、3、4秒です。ひと呼吸の時間の長さくらいでしょうか。
②大循環 心臓さん~全身
また、心臓さんは、肺さんから受け取った酸素をたっぷり含む血液を、全身に巡らせはじめます。
心臓(左心室)から、勢いよく送り出された血液は、頭方向、肩から手へ、体内の内臓へ、足方向へ、身体全体にいきわたり、また、心臓に戻ってきます。
この、心臓(左心室)→ 動脈 → 毛細血管 → 静脈 → 心臓(右心房)に戻ります。
動脈と静脈の間のボーダーラインは、毛細血管でつながっています。
静脈から心臓に血液が戻っていく間に、身体の二酸化炭素を回収していきます。
そして、心臓は、受け取った二酸化炭素を、肺に渡します。
この心臓さん~全身をめぐり~心臓さんに戻る旅は、一周、数十秒~1分くらいかかります。
一分くらいかかって、血液が循環されているからこそ!手でふれて、温かい身体であるわけでした。
脈拍について
動脈が通る手首や首などに、皮膚から、手で触れてみると、ドキドキしているのがわかります。これを脈拍といい、大人の場合、脈拍数は、通常、1分間に、65~75くらいです。
子供はもっと早く、男性より女性のほうが、脈拍は早いそうです。
心臓さんは、身体の中央にある!
心臓さんは、よく、イラストで、身体の左側寄りに描かれたりしますが、実際のところ、身体の中央にあります。
心臓さんは、その左右を肺に囲まれています。
肺さんと心臓さんは、鳥かごのような、肋骨に守られています。肺さんは、呼吸により伸び縮みするので、その伸縮に対応できる肋骨で、うまぁく保護されています。
心臓さんと肺さんはほとんど休みがない!
他の臓器は、もっと休み時間がありますが、心臓さんと肺さんは、ほとんど休むことはないです。
呼吸止められません!
心臓の動き止められません!
心臓さんの細胞である、心筋細胞さんが、収縮と拡張を繰り返すことで、リズムを刻みながら、血液を全身に送るポンプのような役目をしています。
生きている限り、心臓の動きを一定リズムで繰り返すことを止められないです!
心臓が拡張している一瞬、1秒とか?ほんの少しの瞬間の細切れで、心筋細胞は休んでいます。
あなたの首や手首に、指で触れてみると、脈拍がわかるでしょう。血液が循環してくれている証拠です!
心臓さんに感謝です! ^^)体内でさりげなくがんばってくれています。